はじめに
ヘルラブと略しましたが、ヘルシーラブスターのことです。
今回は炎上覚悟でいきます!
いや、ホント初心者には・・・ね。
お勧めしたくないというかできたら使ってほしくないので・・・
免疫力を強化っていう謳い文句ですが、使い方次第では逆に病気になりやすくなりまして・・・
その上手い使い方ってのが初心者には非常に!難しいので・・・
理由はいろいろあるのでご説明していきます
ヘルラブの使用に適した環境
ってのがあります。
ベアタンクであること
ヘルシーラブスターはほぼ!粉!!です。
金魚は頑張って砂利を漁りますが、やはり食べ残しが出ます。
ほかの餌は粒が大きいので食べ残しってほとんどないに等しいのですが、ヘルラブの場合論外です。
ネットでヘルシーラブスターを推奨されてる方、使われている方ってだいたいベアタンク、あるいはフネであることがほとんどです。
もしお使いになりたいなら、ベアタンクで、なおかつ以下の2つの条件に合致するようにしてください。
ちなみに・・・
私は再三物申しておりますが、水槽飼育でベアタンクはお勧めしません(フネは除く)
特にLEDライトをつけている方(ほとんどの方がつけると思います)はベアタンク、いけません。
よーく考えてみてください。
上から光が降り注ぎます。
ベアタンクなので下からも反射した光が金魚に届きます。
金魚『あれ??どっちが上? メガマワルゥーヽ(@◇@)ノ グルグル 』
私はこれが神経性の転覆のひとつの原因だととらえています。
ちなみにこれは倉敷市水島のF&P白石さんにお伺いした話です。
納得いきません?金魚の気持ちになったらそうなりますでしょ?
神経性の転覆の場合、ほかには写真を撮るときにフラッシュを焚く方がまれにいるようですが、それにびっくりして神経系がイカれるらしいです。
金魚をフラッシュ撮影するのは禁止!!
暗いなら・・・きれいな写真撮りたいなら・・・
明るいLEDライトを買いましょう!
☆
ちょっと脱線しちゃいましたが、ベアタンクでも下からの光を防ぐ方法もあります。
ひとつはGEXのマリーナ水槽のように底面が黒のプラスチックのものを選ぶことです。
もうひとつは底面を苔でびっしりと覆うことです(意外とこれ難しい)
☆
とりあえず、ヘルシーラブスターは砂利のないベアタンクで使うこと!
をお勧めいたします。
濾過が目の細かいスポンジフィルターのみであること
これも重要です。
粉なのでフィルターに簡単に吸い込まれてしまいます。
じゃあストレーナースポンジをつければいいじゃないか?と思われがちですが
ストレーナースポンジについたエサって食べてくれないんですよね、なかなか。
金魚って、視覚よりどちらかと言うと嗅覚優先でエサを探すんですよね。
で、上部フィルターとかって結構水流、吸引力あるじゃないですか?
ストレーナースポンジについたエサの匂いまで吸い取り続けちゃうんですよね(;^ω^)
なのでなかなか食べてくれないですよ?
ちなみに水作エイトとかも意外と吸引力がありますし、吸引口も大きいのでヘルラブに対して容赦なしです。
なので・・・
キメの細かいスポンジフィルターを使ってください!!
ヘルラブ使うならお勧めはテトラのスポンジフィルターです。
どこでも手に入り、安くて、その上キメも細かく濾過能力が高いからです。
スポンジフィルターは水作エイトなどと違い、すべての面においてほぼ均一な吸引力を示す上、エアリフト式ですのでそこまで強い吸引力を示しませんからヘルシーラブスターに最適です。
とりあえず・・・
ヘルシーラブスターを使うなら、スポンジフィルターのみに!!しましょう!
水質管理にかなり自信があること
以上2つのことを守ればほぼ問題はないのですが、ほぼ粉に近い形状ゆえ、水に入れた瞬間から成分が溶け出すのが確認されます。
つまりですね・・・
めっちゃ水が汚れやすい!
です。
ヘルシーラブスターは赤斑病を起こしやすいと言いますがそのとおりです。
赤斑病は水質が悪化するとなりやすいです。逆に水換えで改善したらすぐに治るような病気ではありますが。
ですので
水質管理に相当自信のある方!!
もしくは
3日に1回くらいの高頻度で確実に水換えできるマメな人
にだけオススメできます。
ヘルラブの代わりになるものは?
じゃあヘルラブ使うの怖くなったんだけど、どうすればいい?ってなりますよね。
ヘルラブは大変いい餌だとは思います。
- 免疫力向上
- 消化にいい
など。。。
- を解決するのは~
コレダ!!! (@_@)/
控えめに言って、マジで病気にならなくなります。
昔使ってましたが2年間、転覆病を除いてその水槽だけ病気が出ませんでした。
グロビゲン(金魚専用特殊鶏卵粉末)ってのがよく聞いてるような気がします。
人間の、にんにく卵黄の卵黄の部分?かな??
いろんな病気に対して、特にヘルペスに対する抗体ができるんだとか!!
(ニチドウさんに電話で聞きました:薬事法の関係で掲載できないとか云々)
ただ、一つ難点が・・・
消化にあまりよろしくない(沈下性のもののみ使用経験あり)
ですので、私がおすすめする使い方としては
週に1~2回、サプリメント的な感じでメディゴールドDAYを作る
のがおすすめ!!
ニチドウさんにこれ聞いたやりかたです。
パッケージには50%以上と書かれてますが、そのくらいでも十分効果が出るようです。
ちなみに・・・このメディゴールドIGP
浮上性と沈下性で保証成分が異なります!
☆浮上性☆
粗蛋白:32.0%以上、粗脂肪:3.0%以上、粗繊維:1.0%以下、
粗灰分:15.0%以下、水分:10.0%以下
☆沈下性☆
粗蛋白:40.0%以上、粗脂肪:4.5%以上、粗繊維:4.0%以下、
粗灰分:12.0%以下、水分:10.0%以下
http://www.jpd-nd.com/n_jpd/product/shiryo.html
このように浮上性のほうが低タンパク・低脂肪になってますので、
浮上性のほうが消化にいいかも???
(ただいま検証中!)
浮上性のほうが水も汚れにくいのでいいかもしれません。
ただ、浮上性ばかり与えていると水面をひたすらパクパクする癖がついちゃう!
ので、沈下性の違うエサ(おすすめは咲ひかり金魚 育成用)と併用することをお勧めします。
あと・・・
色揚成分のアスタキサンチンが入っています。
これ、ちょっとうれしいのが・・・
普通の色揚用の餌って、消化に悪いスピルリナが入っているものがほとんどなのですが、メディゴールドIGPには入っておらず、消化に比較的影響の少ないアスタキサンチンのみ入っています。
ミシロのアスタキサンチンが消化に負担なく色揚できるって評判ですよね。あれと同じです。
ただ、色揚性能はぼちぼち・・・
というか現状維持が精一杯って感じですので、
色揚げを目的とされるなら・・・
咲ひかり金魚艶姿 やミシロ アスタキサンチン をご利用ください。
ちなみに最近では金魚膳 粘膜増強が流行ってますよね?
私も試してみました。
量を加減してみたりふやかしてみたりいろいろと試行錯誤を試してみましたが
消化不良がひどかったので、実験は中止しましたが・・・
粘膜増強とIGP・・・
ちょっと気になったことがあったので、ニチドウさんの担当者さんにお伺いすると
『IGPと粘膜増強の免疫力の作り方が根本的に違いまして、粘膜増強が単に粘膜を強靭にするのがメインな一方、IGPは病原体に対する抗体をつくり、肝機能を増強し、その結果粘膜も厚くなるというようになってます。
免疫賦活効果の度合いを数字で表すなら粘膜増強を1とするとIGPは5です。
ちなみに抗体のなかに金魚ヘルペスも入ってます。薬事法の関係で表向き書けませんが』
とのこと!
あの、おそろしい金魚ヘルペスの抗体もつくれるかもなんて・・・神??
いまは金魚ヘルペスは日本では流行してないとは言いますが・・・
いつ来るかわかりません!!!
粘膜増強はいいのですが、粒が大きくて高タンパク高脂肪なのですべての金魚にお勧めできるわけではないんですよね、私的に。
どうしても、特に高脂肪のものは消化が厳しくなりますので・・・
小さい子は口に入らない、高齢魚にとってはハイカロリー過ぎて肥満魚に・・・
肥満は寿命を縮ませます。人間と同様です。高タンパクなエサはまだいいとして・・・
高脂肪なエサ(具体的には6%以上)を長期的に与えるのはおすすめできないです。
ちなみに粘膜増強は脂肪分7%・・・
☆
そして普段の餌は
定番!ひかり菌でエロモナス予防しましょう!
https://www.kyorin-net.co.jp/saki/sa_detile_01.html
ひかり菌はエロモナス菌を抑制する効果が認められています。
他にも、水中にひかり菌が飛び出して病原菌を抑制してくれる効果があるそうです。
咲ひかり金魚 育成用はよく
『消化に悪い、やっぱり浮く』
と言われがちですが、
消化の良さを発揮するには与え続けて2週間ほど時間が必要です。
消化を助けるひかり菌が根付くのにそれだけ時間がかかるからです。
定番のエサですので、和金や丸物、らんちゅう、ピンポンパール、すべての金魚にオススメです。
☆
消化不良に絶望した時の最強の餌
これは高脂肪な割にホントに消化にいいのでオススメ!
与えてすぐ実感出来る消化の良さ!
正直ヘルラブより個人的には消化がいいと感じてます。
これで浮きが治った!という報告多数でしたよ!
☆
これまた消化に抜群なエサ!野菜由来の食物繊維を補給できます!
特にアイドルのほうは、もともと転覆によく効く最終兵器として有名ですよね(*´罒`*)
5つの力 野菜 はアイドルの配合にひかり菌と三種(乳酸菌・納豆菌・酵母菌)混合発酵抽出エキスを加えたもので、なかなかよさげです
https://www.kyorin-net.co.jp/yamasaki/found/f03.html
近頃、鯉だけでなく金魚でも聞き始めた・・・既存の薬が効かない新型の穴あき病
なんとこの新型穴あき病に、三種混合発酵抽出エキスが効くんだそうです!
これはすごそうですね。
食いつきはかなりいいですよ~。
わたしのエサやり
朝
あさイチにメディゴールドIGP(浮上性)を与えます。
免疫力アップめざします!(最近始めました。)
めざせ!病気ゼロ!!
水質管理を・・・とか言っても限度がありますから・・・
季節の変わり目、雑菌の湧きやすい梅雨時などは重点的に与えることにしました。
1日の餌の総量の約30%くらいになります。
朝、起きたばかりは人間と同じように消化機能が100%ではないようなので控えめにあげます。
昼
咲ひかり金魚 育成用を与えます。
ひかり菌を与えるのと、沈下性のエサもあるんだぞ?と覚えさせるためです。
フードタイマーがやってくれます。
1日の餌の総量の約50%くらいになります。
帰宅後
5つの力 野菜を与えます。
ひかり菌に加え、先ほどご紹介した三種混合発酵抽出エキス、さらに食物繊維を補給する目的で与えます。
1日の餌の総量の約20%くらいになります。
食物繊維は大切だと個人的に思っています。
水草をたくさん食べる子って、あんまり病気しないんですよ!なぜか!
おそらく食物繊維の働きで腸内環境がきわめて良好になるからではないか?と私は推測しています。
ただ、水草食べてくれる子ばかりではないのでこういったエサで補います。
なかなか、『野菜配合!』って書いてる餌ないですよ?
植物性繊維を使っているものはありますけどね・・・
そして・・・それでもだめなら
最終兵器はフレーク!です。
テトラフィンは昔長いこと使ってよかったですが、今現在個人的には
- 着色料不使用
- ひかり菌とGB菌で食べ残しまで浄化
- 野菜配合
- 色揚げ成分不使用
なのでこのゴールドプロスベジがおすすめですね。
フレークって散らばってやっぱり吸い込まれたり、食べ残されたりするんですが・・・
このエサにはGB菌(ガーベッジ・バクター菌)っていう自己処理型の画期的なバクテリアが入っているので水も汚れず、残りから腐敗菌が発生したりせず、安心して使えます(o^―^o)
ヘルシーラブスターのように吸水性がよくて腸にやさしく、それでいて水の汚れを最小限にしてくれる・・・
完璧じゃないですか!
で、落ち着いたら粒餌に戻す…というような感じで。
☆
やっぱエサはキョーリンかな♪
以前はクロレラを毎晩与えていたのですが、ご指摘がありましたので中止させていただきました。
最後に
別にヘルシーラブスターを批判したわけではありません。
使い方に注意が必要と言ったまでです。
そして初心者には非常に扱いの難しい餌だと言ったまでです。
誤解無きようによろしくお願いいたします。
![](https://kinchan0613.com/wp-content/uploads/2019/07/oi000122869320090.jpg)
ではでは~♪