はじめに
よくご質問があるので、こちらにまとめますね。
突然の金魚すくいで金魚を持ち帰ってしまった!という前提でお話したいと思います。
事前に水槽セットを用意されて
「(*-`ω´-)9 ヨッシャァ!!飼うぞ!」
という方はところどころ読み飛ばしちゃってください(`・ω・)ゞ
まず金魚をお迎えしたら、休ませてあげることが大切です。
なぜならお店あるいは夜店から持って帰る際の振動によるストレス, お店と自宅の水質の違い(Ph, 硬度など)によるストレス・・・
・・・などなど、私たちが考えるより強いストレスを受けています。
ですので、まずお家に着くなりそのストレスを解消してあげて楽に休ませてあげなければなりません。
お迎えしたら・・・
では具体的な方法を・・・順番に
バケツなどの容器にカルキぬきした水を溜め、金魚の入った袋をこの水に30分ほど浮かべる。
バケツなどの大きい容器があれば良いのですが・・・
思いっきり掃除とかに使ってて、洗剤も入れたことがあるバケツしかない!
ってことが多いと思います。
そんな時にはゴミ袋をバケツに被せ、その中に水を貯めましょう。
そうすれば残った洗剤が水に混ざることも無くなりますd(‘∀’*)
もし土鍋とか・・・金魚入れたあとの衛生面が気になる場合でもこの方法は有効ですね(*^^*)
そして、水道水にはカルキ(塩素)が含まれているので、
俗にいうカルキ抜きをしてあげる必要があります。
カルキ抜きがあれば1番なのですが、
コンビニで手に入るビタミンCの飴を水中で擦ったり、ティッシュペーパーを投入して取り出すことにより酸化還元反応が起こり、カルキを無害化することができます。
これはかの金魚博士こと岡本先生の方法です。
他にも煮沸する方法もあります・・・が、そのあとは頑張って冷やしてください^^;
もちろん水道水で作った氷で冷ましちゃだめですよ~(笑)
詳しくこちらの方のブログに書かれてますので御一読ください。
私の下手くそな説明よりいいと思います。
ただし!これらは緊急時のカルキぬきです。
おそらく、
『夜店で救ったはいいけどお店閉まってる・・・』
って時だけだと思います。
翌朝にすぐホームセンターへカルキぬきを買いに走ってください( ^ω^ )
個人的には以下に載せてます液体タイプのカルキぬきがオススメです。
入れたら速攻でカルキが抜けますので。
以下の商品だとカルキ抜きに加えて、魚に有毒とされる重金属の無害化とミネラルの補給、さらに粘膜の保護まですることができます。
他にも固体の粒状の薬剤でハイポという、百均でも手に入りますし、専門店ではさらに大量に安く手に入るという、こんなカルキぬきでもカルキを抜けれます。
1番コストが低いですね( ^ω^ )
ただ重金属の無害化とかはできないのでその辺はトレードオフですね。
そして水に金魚を袋ごと30分も浮かべる理由・・・
これは金魚の入ってる水の温度とこれから入れる水の温度を徐々に合わせるためです。
人間だって急に暑いとこから冷凍庫に入れられたらヤバいですよね?
まして金魚は変温動物です!急な温度変化は命とりになります。
[追記]
カルキ抜きの方法ですが、上級者の方は汲み置きして3日ほど日光に晒してカルキぬきされるようです。
この際、気温によって抜け方が違うので、ちゃんとカルキが抜けたか慣れるまで、勘を掴むまで試験紙でチェックする必要があります。気温によって抜け方が違うので・・・。
ただ一般の方は現実的ではないですよね^^; 最長で3日前から用意しないといけないなんて・・・私は仕事が割と忙しいので、その日急にしよう!って思うことばかりです(笑)
ただ、このやり方が1番金魚に優しいという意見もあります。
30分経過後、袋を開けて用意した水の中に入れる。この時に金魚のいた水は入れないこと。
特に金魚すくいとなると、かなり汚い水になってることと思われますので、たとえ翌日までの仮住まいとは言えども、アンモニア中毒になる可能性がありますので入れないことをオススメします。
またちゃんとしたお店の水でも、運搬の間にアンモニアが大量に出ますし、もしかしたら病原菌がたくさん入ってる可能性も無きにしも非ずですので、入れないことを私はオススメします。
もっと慎重に水合わせをされたい方は、金魚をいっぺんに移すのではなく・・・
30分経過後に用意した水を紙コップ半杯ほど、金魚の入った袋に入れてください。
これを10分ごとに2~3回ほど繰り返してください。溢れそうになったら袋の中の水は捨ててください。そうすれば水温に加えて水質まで徐々に慣らすことができますd(‘∀’*)
点滴法という、もっと丁寧に慎重にやる方法もあります。この動画のように
でも私はしないかな〜^^;
その辺はお任せします。
1ℓにつき3~5gの食塩(アジシオはダメ)を投入して0.3~0.5%塩水浴を実行する。これを最低でも1週間は続ける。
ここで混ぜる必要はありません。塩が徐々に溶けることによって、金魚も徐々に塩水浴に慣れていきますのでゆっくりと溶かします。
塩水浴ですが、これは病気の時にも使えますので覚えておいてくださいね。
詳しくははこちらを参照してみてください。私が書くより丁寧でわかりやすいと思います^^;
(エアレーションをする)
しなくてもある程度水量あれば大丈夫なのですが、一応念の為するのをオススメします。
夜店で救った場合は不可能だと思いますので、翌日以降にエアーポンプを手に入れてください。
水槽セットに付属したやつで十分です。
なお、エアレーションする際は弱めに、流れができない程度にしましょう。
エアレーションが強すぎるとバケツの中が洗濯機状態になり、金魚が余計に疲れてしまいます。
金魚の飼育水槽セットと用品と餌を買おう!
さぁ、いよいよ水槽セットを買いに行く時です(((o(*゚▽゚*)o)))
色々なセットがあります。ピンからキリまでもうほんと多くて(;Д;)(;Д;)
ここでは私のオススメ、なおかつとてもリーズナブルで問題なく飼育できるであろうセットをご紹介しますね( ^ω^ )
SやMサイズもありますが、水量が少ないとその分トラブルのリスクも増加しますので、私はLサイズをオススメします。
また同じような商品がGEXさんからも販売されていまして、どちらかと言うとGEXさんの方がいろんなお店(ホームセンターや場合によってはスーパーマーケットでも!)で手に入りやすいのですが・・・
私は強く水作をオススメします!
なぜなら、水作のセットについてくる俗にぶくぶくと呼ばれる投げ込み式フィルター、水作エイトがGEXの製品よりも飼育者のことを考えられて作られているからです。
(主にろ材の耐久性の違いによる、フィルターメンテナンス時にバクテリアの温存できるかどうか?といった関係です)
どうしても通販はイヤ!すぐに手に入れなきゃ!って時には、GEXさんの金魚元気 水きれいセットLを購入して、後日落ち着いて水作エイトだけ追加で購入するのも手だと思います。
水作エイトとGEXの投げ込み式フィルター:ロカボーイの違いについては、また後日記事にまとめて紹介致しますねd(‘∀’*)
・・・と、リーズナブルなオススメ水槽セットをご紹介してきましたが、金魚はみるみる大きくなるので・・・
みなさん最終的に60水槽、90水槽とアップしていくんですよ〜
(かくいう私も30cm水槽からのレベルアップ組です)。
最初から思い切って大きい水槽買うのもよいと思います。
そこはお財布と相談してください。
これに合わせてお掃除ポンプ(水換え用/百均ので十分!)を手に入れましょう。
動画のダイソーのポンプがかなり優秀なのでおすすめできます。
お金言わないなら、水換え用のポンプはちょっとお金かかってもこちらのプロホースという水換えポンプを使って欲しいなと思います。
よかったらご検討ください。
プロホースを使った水換えの詳細な手順はこちらの水作株式会社さんがYouTubeにアップされてますので、私の下手な説明よりこちらを参考にされたら良いと思います。
動画で注ぎ口のついたバケツが出てきますが、あると便利です。私はこれを使ってます。
動画ではバケツからいっぺんにジョボジョボそのまま流してましたが、なるべく数回に分けて・・・片方の手で受けたり、ビニール袋を浮かべたりして砂利や汚れが舞い上がらないようにしてください。
あとはお楽しみのエサを購入しましょう!
浮く餌と沈む餌がありますが、初めての方は浮く餌が水も汚れにくくて良いでしょう。慣れてきたら沈下性にチャレンジ!!ってことで。オススメは鉄板メーカー、キョーリンです。
フレーク餌と粒餌、お好みの方をお選びください。
個人的におすすめなエサはこれです。
エサやりはお迎え3日目以降から!
1匹あたり1日2~3粒と、極少量から!与えましょう
一気にたくさん与えると消化不良を起こして調子を崩します。
そして日を重ねるごとに少しずつ増量して、最終的には3分程度で食べ終える量を与えましょう。
また、1日2~3回与えても構いません。
餌をたくさん食べさせて大きくさせたいなら、少量を複数回に分けて与える、というのがポイントです。
1回にたくさんのエサは絶対いけません。
なお、3日に1回とかでも魚は餓死すること、ほぼありません。
むしろ水替えもセーブできて病気も防げていいことづくめです。
(かわいいのでついついエサやっちゃいますけどね)
3日に1回を目安に全水量の30~50%を水換え(新水も0.3~0.5%の塩水)する。
水換えの方法は⑤に載せた動画と説明を参考にしてください。
3日に1回とは書きましたが、
・臭い匂いがする
・泡が消えにくい
となると水が悪くなってますので水換えしてください。
直感に頼らず試験薬を使って水換え時期を判断する方法もあります。
余裕があれば買っておいて損は無いです。
[2週間経過後]金魚の状態が良ければ0.5%塩水浴を徐々に塩分濃度を下げて終了させる。以降も水の様子を見て水換えする。
塩分濃度を低くする方法ですが、水換えの時に用意する新水を真水にするだけでいいです。
[1ヶ月〜]水換えは1~2週間に1回程度行う。
これで金魚が快適に暮らせるようになります。最初の1ヶ月が勝負です!
がんばりましょう\\\\└(‘ω’)┘////
最初の1カ月は水が安定せず、安定させるための操作を「水を立ち上げる」といいます。
以下の記事を参考にされてください。
これが金魚水槽立ち上げまでの王道です。
後日取っておきの商品を使ったミラクルな、金魚の水作りをお伝えしますね( ^ω^ )
このサムライEXというバクテリアを使えば面倒な立ち上げという作業から解放されますのでお勧めです。
最後に
なにか困ったことや質問がありましたら以下のメールアドレスまでメールください(^▽^)/
kinchanch0613@gmail.com